
Windowsパソコンのメモリ容量を確認するなら、まず設定の「システム」から「バージョン情報」を開く方法が簡単です。現在どれくらいメモリを使っているかまで知りたい場合は、タスクマネージャーの「パフォーマンス」から確認できます。
この記事では、Windows 11・Windows 10でPCのメモリ容量を確認する手順と、表示された容量が少ないときや使用率が高いときの見方を解説します。
Windowsの設定からPCメモリ容量を確認する方法
搭載されているメモリ容量だけを手早く確認したいときは、Windowsの設定を使います。Windowsのバージョンや表示言語によって項目名が少し異なることがありますが、基本的には次の順番です。
- スタートメニューから設定を開く
- システムを選ぶ
- バージョン情報(表示によっては「詳細情報」)を開く
- デバイスの仕様にある「実装 RAM」などの項目を確認する
ここに表示される値が、PCに搭載されているメモリ容量の目安です。たとえば「16.0 GB」と表示されていれば、物理的に搭載されたRAMはおおむね16GBです。Microsoftの公式案内でも、デバイスの仕様から搭載RAMを確認できると説明されています。
ただし、設定画面で分かるのは主に搭載容量です。「今どのアプリがメモリを使っているか」「空きがどれくらいあるか」を調べるには、次のタスクマネージャーを使います。
タスクマネージャーでメモリの使用状況を確認する方法
メモリ不足が気になるときは、搭載容量だけでなく現在の使用状況も確認しましょう。タスクマネージャーなら、アプリを起動したままの状態でメモリの負荷を確認できます。
- Ctrl+Shift+Escを押してタスクマネージャーを開く
- 簡易表示になっている場合は「詳細」を選ぶ
- 左側または上部のパフォーマンスからメモリを選ぶ
メモリ画面では、合計容量、使用中の容量、利用可能な容量、メモリ使用率などを確認できます。PCによっては速度、使用中のスロット数、フォームファクターなども表示されますが、すべての機種で同じ項目が表示されるとは限りません。
「搭載容量」と「使用中」は別の数字
タスクマネージャーのメモリ画面では、搭載容量に近い合計値と、現在の使用量が別々に表示されます。合計が16GBでも、Windowsや起動中のアプリが使っている量は状況によって変動します。ブラウザーのタブや動画編集ソフト、ゲームなどを開いたまま確認した場合は、何も起動していない状態とは数字が異なります。
動作の重さを調べる目的なら、数字を一度見ただけで判断せず、普段使うアプリを使っているときに「使用中」と「利用可能」がどう変わるかを確認すると、原因を切り分けやすくなります。
msinfo32で実装メモリを詳しく確認する方法
設定の項目が見つからない場合や、物理的に搭載されているメモリを別の画面で確認したい場合は、Windows標準の「システム情報」を使えます。起動にはコマンド名のmsinfo32を使います。
- Windows+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
msinfo32と入力してEnterキーを押す- 「システムの概要」で「インストール済みの物理メモリ(RAM)」に相当する項目を確認する
表示名はWindowsの表示言語によって異なりますが、英語では「Installed Physical Memory (RAM)」です。Microsoft Learnでは、msinfo32はハードウェアやシステム構成を含む情報を表示するツールとして案内されています。
msinfo32の値は、タスクマネージャーの「利用可能なメモリ」ではなく、搭載された物理メモリを確認したいときに役立ちます。設定、タスクマネージャー、msinfo32で数字が一致しない場合は、次の違いを確認してください。
- 設定:デバイス仕様としての搭載RAMを確認する
- タスクマネージャー:現在の使用中・利用可能・予約済みなどを確認する
- msinfo32:システム情報としてインストール済みの物理メモリを確認する
表示されたメモリ容量が少ない・使用率が高いときの対処法
「8GBのはずなのに使える容量が少ない」「メモリ使用率が高い」という場合は、いきなり増設を決めず、表示の意味を順番に確認します。
搭載容量より利用可能な容量が少ない場合
搭載されているRAMの全量が、常にWindowsやアプリだけで使えるとは限りません。ハードウェア予約済みの領域、内蔵グラフィックスなどがメモリの一部を使う場合があるためです。タスクマネージャーで「ハードウェア予約済み」が大きくないか、設定の「システムの種類」でWindowsが32ビットか64ビットかを確認します。
明らかに想定より少ない場合は、PCメーカーの仕様、BIOS・UEFIの設定、メモリモジュールの認識状況も確認が必要です。デスクトップPCの内部を確認するときは電源を切り、メーカーやマザーボードの手順に従ってください。原因を特定できないまま部品を抜き差しするのは避けましょう。
メモリ使用率が高い場合
- タスクマネージャーの「プロセス」を開き、「メモリ」列で使用量の大きい順に並べる
- 保存が必要な作業を確認して、不要なアプリやブラウザーのタブを閉じる
- ブラウザーの拡張機能や、常に起動するアプリが必要か見直す
- 一時的な負荷か、普段の使い方でも継続する負荷かを分けて考える
プロセスを終了すると作業中のデータが失われることがあるため、名前や役割が分からない項目をむやみに終了しないでください。普段使うアプリを減らしても利用可能な容量が少ない状態が続くなら、PCが対応するメモリ容量を調べたうえで増設を検討します。
メモリ増設を検討するときに確認する項目
メモリを増やす場合は、「容量が大きい製品」だけを見て選ぶと、PCに取り付けられない可能性があります。購入前に、次の情報をPCの仕様表や取扱説明書で確認してください。
- メモリの規格:DDR4やDDR5など、PCが対応する世代
- 形状:デスクトップ向けのDIMMか、ノートPC向けのSO-DIMMか
- 最大容量:PCやマザーボードが認識できる上限
- スロット数と空き:増設できる空きスロットがあるか
- 既存メモリとの組み合わせ:容量、速度、構成が仕様に合うか
ノートPCや小型PCでは、メモリが基板に直付けされていて交換できない場合もあります。型番だけでなく、メーカー公式の仕様ページで最大容量と交換可否を確認するのが安全です。適合するメモリの種類が分からない状態では、容量だけを理由に商品を購入しないようにしましょう。
PCメモリの確認に関するよくある疑問
メモリとSSD・HDDは同じものですか?
別の部品です。メモリ(RAM)はアプリやデータを一時的に置く作業領域で、SSDやHDDはファイルを保存するストレージです。設定画面でストレージ容量を見つけても、メモリ容量を確認したことにはなりません。
設定とタスクマネージャーで容量が違って見えるのはなぜですか?
表示している数字の意味が異なるためです。設定やmsinfo32は搭載された物理メモリを確認するのに向き、タスクマネージャーはWindowsが利用できるメモリと現在の使用状況を確認するのに向いています。ハードウェア予約済みの領域などがあると、利用可能な値は搭載容量より小さくなります。
メモリ不足かどうかは容量だけで決まりますか?
容量だけでは決まりません。使うアプリ、同時に開く作業、ブラウザーのタブ数によって必要なメモリは変わります。タスクマネージャーで普段の作業中の使用率と利用可能な容量を確認し、特定のアプリだけが多く使っていないかも合わせて見ましょう。
まとめ:まず搭載容量、次に使用状況を確認する
PCのメモリ容量を確認する手順は、目的で使い分けると分かりやすくなります。
- 搭載容量だけ知りたい:設定のシステムからバージョン情報を開く
- 使用率や空きを知りたい:タスクマネージャーのパフォーマンスからメモリを開く
- 物理メモリを詳しく確認したい:msinfo32のシステムの概要を見る
表示容量が少ない、使用率が高いと感じても、まず「搭載容量」「使用中」「利用可能」「ハードウェア予約済み」を分けて確認してください。増設する場合は、PCの規格、形状、最大容量、スロット構成を確認してから判断することが大切です。


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