ゲーミングPCを使ってゲームを楽しみたいけど、置き場所に困っている人は少なくありません。
デスクトップPCは大きくて重いし、机の上に置くと邪魔になるし、床に置くと埃がたまるし、どこに置いたらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、ゲーミングPCの置き場所に関する注意点や対処法を紹介します。
排熱や静音性なども考慮して、快適にゲームを楽しめるようにしましょう。
デスクトップPCを置く場所で注意するポイント
まず、デスクトップPCを置く場所で注意するポイントを見ていきましょう。
デスクトップPCは、普段の机の振動や地震などによって、内部のパーツが破損したり、接触不良を起こしたりする可能性があります。
また、排熱や静音性も重要な要素です。デスクトップPCは、高性能なパーツを搭載しているため、比較的発熱量が高くなります。
そのため、熱がこもらないように、空気の流れが良い場所に置く必要があります。
また、ケース内の温度が上がって冷却するためにファンの回転が早くなるなど、デスクトップPCは静かではありません。
そのため、音が気になる場合は、何らかの防音対策をとる必要があるかもしれません。
机の振動や地震など
デスクトップPCを置く場所で注意するべきことの1つ目は、机の振動や地震などによる衝撃です。デスクトップPCは、内部に多くのパーツを収めているため、衝撃に弱いです。
特に、ハードディスクなどの回転するパーツは、衝撃によって故障しやすいです。また、マザーボードやメモリなどの接続されているパーツも、衝撃によって外れたり、接触不良やショートしたりする可能性があります。
そのため、デスクトップPCを置く場所は、以下のような条件を考慮する必要があります。
- 机の上に置く場合は、机が安定していて揺れないこと
- 床に置く場合は、床が平らで水平になっていること
- 地震に備えて、PCを固定する方法を考えること
排熱について
デスクトップPCを置く場所で次に注意するべきことは、排熱についてです。
デスクトップPCは、高性能なパーツを搭載しているため、発熱量が高くなります。特に、CPUやGPUなど、ゲームに負荷がかかるパーツは、熱を発生しやすいです。
そのため、デスクトップPCは、熱がこもらないように、空気の流れが良い場所に置く必要があります。熱がこもると、以下のような問題が起こります。
- パーツの寿命が短くなる
- パフォーマンスが低下する
- 発火の危険がある
そのため、排熱を考慮すると、以下のようなポイントに注意しましょう。
- PCの背面や側面に空間を確保すること
- PCの上に物を置かないこと
- PCの近くに熱源や湿気のあるものを置かないこと
- PCの内部を定期的に掃除すること
- PCの冷却システムを強化すること
静音性
デスクトップPCを置く場所で最後に考慮するべきことは、静音性についてです。
デスクトップPCは、ファンの回転音やハードディスクの動作音など、静かではありません。特に、ゲーミングPCは、高性能なパーツを搭載しているため、ファンの回転速度が高くなり、音が大きくなります。
そのため、ゲーミングPCは、ある程度うるさくなってしまいます。
静音性を重視したPCケースもありますが、PC内部から音が漏れないように、密閉に近い形状をしたものがほとんど。
排熱との相性は良くないので、静音性か性能か、どちらかを妥協する必要が出てきます。
どれくらいのスペックのゲーミングPCを使うのか
次に、どれくらいのスペックのゲーミングPCを使うのかについて考えてみましょう。
ゲーミングPCのスペックは、主に以下のような要素で決まります。
- CPU
- GPU
- メモリ
- ストレージ
- 電源
これらの要素はゲームの動作や画質に大きく影響します。一般的にゲーミングPCのスペックは、以下のような基準で分類されます。
- ローエンド:軽量なゲームは快適、重いゲームは最低限の動作ができる
- ミドルエンド:重いゲームも中設定なら快適な動作ができる
- ハイエンド:4Kや120FPSなど、重いゲームでもきれいで高画質な動作ができる
ゲーミングPCのスペックは、ゲームの種類や目的によって異なります。例えば、FF14などのオンラインゲームやFPSなどのゲームは、CPUやGPUの性能が重要です。
一方、シミュレーションゲームやオフラインのRPGなどのゲームは、そこまでスペックを必要としません。
もちろん画質やFPSを低く設定すれば、重いゲームでもプレイできるものはあります。
また、ゲームを普通に楽しむだけならギリギリのスペックでも十分かもしれませんが、ゲームを録画したり配信したりする場合は、ある程度のスペックが必要です。
ゲーミングPCのスペックを決めるときは、以下のような方法があります。
- ゲームの推奨スペックを参考にする
- ゲームのジャンルや目的に合わせて選ぶ
- ベンチマークやレビューを見る
- 自分の予算に合わせて選ぶ
これらの方法を使って、自分に合ったゲーミングPCのスペックを見つけましょう。
小さいゲーミングPCを購入する
では、ゲーミングPCの置き場所について見ていきましょう。
置き場所がない場合は、どうすればいいのでしょうか。一つの方法としては、小さいゲーミングPCを購入することです。
例えばこちら、かなりコンパクトなゲーミングPCです。
このレベルのスペックであれば、ある程度のゲームをFull HDでプレイする分には問題ないでしょう。
メリットとしては、コンパクトで机が狭くても置き場所に余裕が出ます。逆にデメリットとしては、コストパフォーマンスが落ちることですね。
同じ値段で、普通サイズなら、もう1ランク上のスペックのゲーミングPCを購入できてしまいます。
他にも、後からパーツを増設・交換できない(しづらい)ものもあります。
小さいゲーミングPCを購入するときは、以下のようなポイントに注意しましょう。
- 置き場所に収まるか、サイズや重量を確認する
- 必要なスペックや性能かどうか確認する
小さいゲーミングPCは、置き場所に困らないだけでなく、持ち運びやすいのも便利です。しかし、価格や拡張性などの面で不利な点もあります。
小さいゲーミングPCを選ぶ場合は、自分のニーズに合うかどうかチェックしましょう。
小さいPCケースで自作PCを組む
もう一つの方法は、小さいPCケースで自作することです。
ゲーミングPCを普通に購入すると、ケースはすでに決められたものしか選択肢がありません。
ですが、自作PCなら、あらゆるPCケースを選ぶことができます。グラボがギリギリ入るコンパクトなケースも存在しますよ。
例えばこちら、Fractal Design Node 202は、サイズが377 x 82 x 330 mmと、かなりコンパクトなPCケースです。
対応した電源やマザーボードを選ぶ必要があるので、全くの初心者にはおすすめできません。
ですが、自分でパーツの増設や交換をしたことがあったり、自作PCに興味があるならおすすめです。
パソコン工房やPCデポ、TSUKUMOなどのPCパーツ販売をしている店舗では、組み立て代行サービスなどもあります。
小さいPCケースで自作するという方法なら、自分の好きなパーツを選んでコスパの高いゲーミングPCを作ることができます。
しかし、組み立てやメンテナンスなどの面で難易度が高くなります。自分のスキルや経験、興味に合わせて、小さいPCケースで自作するのもおすすめです。
ゲーミングノートPCにする
最後の方法は、ゲーミングノートPCにすることです。ゲーミングノートPCは、ゲームも快適にプレイできるように、グラフィックボードを搭載したハイスペックなノートPCです。
ゲーミングノートPCのメリットは、以下のようなものがあります。
- 置き場所や電源に困らない
- どこでもゲームができる
- ディスプレイやキーボードなどが一体化している
対して、ゲーミングノートPCのデメリットは、以下のようなものがあります。
- 価格が高い
- 拡張性が低い
- 発熱や騒音が大きい
ゲーミングノートPCは、置き場所や電源に困らないだけでなく、どこでもゲームができるので便利です。
私の知人にも、出張が多くて出先でもゲームをしたいという理由で、ゲーミングノートを使っている人がいます。
ですがデスクトップPCのように、CPUやメモリ、グラボを新しいものに更新したり、壊れたパーツだけ交換、ということはできません。
できるだけ安く買って長く使いたい、という方にはおすすめできませんが、自分のニーズに合うなら、選択肢としてはアリでしょう。
コスパなら自作、収納するならノートPC
以上、ゲーミングPCの置き場所がない場合の対処法を紹介しました。小さいゲーミングPCを購入する、小さいPCケースで自作する、ゲーミングノートPCにするの3つの方法があります。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、自分の環境や目的に合わせて選ぶことが大切です。一般的に、コスパを重視するなら自作、収納や持ち運びを重視するならノートPCがおすすめです。
ゲーミングPCの置き場所に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
まとめ
この記事では、ゲーミングPCの置き場所がない場合の対処法を紹介しました。
デスクトップPCを置く場所で注意するポイントや、小さいゲーミングPCやゲーミングノートPCのメリットとデメリットについて解説してきました。
ゲーミングPCの置き場所に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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