フォートナイトは世界中で大人気のバトルロイヤルゲーム。建築やクラフトなどの要素もあり、戦略性が高いゲームですね。
フォートナイトはPCだけでなく、スマホやゲーム機などでもプレイできます。しかし、PCでプレイしたほうが、画質や操作性などの面で優れていると言えます。
そこで、この記事では、ゲーミングPCではない普通のパソコンでもフォートナイトはプレイできるのか、という疑問にお答えします。
フォートナイトの公式で指定されている最低動作環境のPCスペック
まず、フォートナイトをプレイするには、どのくらいのPCスペックが必要なのでしょうか?
公式サイトによると、以下のような最低動作環境が指定されています。
- OS: Windows 7/8/10 64-bit
- CPU: Core i3 2.4 GHz
- メモリ: 4 GB RAM
- グラフィック: Intel HD 4000
これらのスペックは、フォートナイトを最低限動かすためのものです。つまり、画質やフレームレートなどは低くしなければなりませんし、快適にプレイできるとは言えません。
しかし、普通のパソコンであれば、このスペックは満たしている可能性が高いです。
確認するときは、内蔵グラフィックに注意です。Intel HD 4000ということは、Core i7の3000番台より新しいもの、またはi3やi5の4000番台より新しいものになります。
詳しくは後述しますが、ここから考えると、2013年に最新モデルのデスクトップPCを新品で購入したなら、スペックをギリギリ満たしている可能性が高いですね。
動作するかどうか確認するために見るべきポイント
では、自分のパソコンがフォートナイトを動かせるかどうか、どうやって確認すればいいのでしょうか?
ここでは、動作するかどうか確認するために見るべきポイントを紹介します。
CPUは第4世代以降のi3以上のもの
CPUとは、パソコンの中枢となる部品で、ゲームの動作にも大きく影響します。CPUには、インテルとAMDという二つのメーカーがありますが、ここではインテルのCPUについて説明します。
インテルのCPUには、i3、i5、i7、i9というグレードがあります。数字が大きいほど性能が高いですが、値段も高くなります。
フォートナイトの最低動作環境では、i3の2.4 GHzというものが指定されていますが、これは第4世代のi3が該当します。
第4世代というのは、CPUの製造年代を表すもので、数字が大きいほど新しいです。第4世代のi3は、2013年に発売されたもので、現在は第1x世代まで出ています。
つまり、フォートナイトの最低動作環境は、かなり古いCPUでも満たせるということですね。
しかし、CPUにはもう一つ重要な要素があります。それは、内蔵グラフィックというものです。
内蔵グラフィックとは、CPUに内蔵されたグラフィック機能のことで、別途グラフィックカード(グラフィックボード)を必要としないパソコンに搭載されています。
フォートナイトの最低動作環境では、インテル HD 4000という内蔵グラフィックが指定されていますが、これは第4世代のi3に内蔵されているものです。
つまり、第4世代以降のi3なら、内蔵グラフィックも問題ないということです。
しかし、第3世代以下のCPUには、インテル HD 4000よりも性能の低い内蔵グラフィックが搭載されています。
その場合は、フォートナイトを動かすことができない可能性があります。そのため、CPUの第4世代以降であることを確認する必要があります。
CPUの第何世代かは、CPUの型番で判断できます。CPUの型番は、Core i3-xxxxという形式になっていますが、xxxxの最初の数字が第何世代かを表します。例えば、Core i3-4130は第4世代、Core i3-10100は第10世代です。
CPUの型番は、パソコンのスペック表や、パソコンの設定からも確認できます。
もしCPUの型番が分からない場合は、Windows 11の場合「設定→システム→バージョン情報」から確認することができます。
メモリ(RAM)
メモリとは、パソコンが一時的にデータを保存する部品で、ゲームの動作にも影響します。
ハードディスクやSSDのように、電源を消してもデータが残るストレージ(ROM)とは違い、メモリ(RAM)は、電源がついている間だけデータを保存します。
メモリは、容量が大きいほど多くのデータを扱えますが、値段も高くなります。
フォートナイトの最低動作環境では、4 GBという容量が指定されています。
4 GBというのは、現在のパソコンなら最低レベルの容量です。普通のパソコンであれば、この容量は満たしている可能性が高いです。
しかし、メモリは、ゲーム以外の他のアプリケーションやバックグラウンドのプロセスなどにも使われます。
そのため、メモリが4GBしかないPCでフォートナイトをプレイするときは、できるだけ他の不要なソフトは閉じておくことが望ましいです。
とりあえず動作するレベルのPCなら3万円以内で買える
以上のように、フォートナイトを動かすためには、それほど高性能なパソコンは必要ありません。
普通のパソコンであれば、最低動作環境は満たしている可能性が高いです。しかし、最低動作環境というのは、文字通り最低限のものです。
画質やフレームレートなどは低くなりますし、快適にプレイできるとは言えません。
そこで、とりあえず動作するレベルのPCなら、どのくらいの値段で買えるのでしょうか?
実は、3万円以内で買えるパソコンもあります。例えば、以下のようなパソコンです。
このパソコンは、フォートナイトの最低動作環境をしっかり満たしています。CPUはインテルのN100という低価格のものですが、第12世代にあたります。
グラフィックは内蔵グラフィックですが、インテル HD 4000よりも十分に新しいものです。
メモリは12GBと十分ですね。
このパソコンであれば、フォートナイトを動かすことはできます。
もちろん、ゲーミングPCのように、最高画質でヌルヌル動かすのは難しいですが、プレイすること自体は可能です。
そのためこのパソコンは、フォートナイトを試してみたいという人に向いています。
ちなみに、ノートPCはおすすめしません。同じ3万円くらいのPCでも、モニタやバッテリーなど、動作スペックに関係のないパーツが本体価格に含まれているからです。
安くて性能のいいPCが欲しければ、ノートPCではなくデスクトップPCにしましょう。
ゲーム用に長く使いたいなら、やっぱりゲーミングPCがおすすめ
とりあえず動作するレベルのPCなら、3万円以内で買えることが分かりました。
しかし、フォートナイトを本格的に楽しみたいという人にとっては、やはりゲーミングPCがおすすめです。
ゲーミングPCとは、ゲームを快適にプレイするために設計されたパソコン。
高性能なCPUやグラフィックカード、十分なメモリが搭載されています。
ゲーミングPCは、フォートナイトだけでなく、他のゲームも高画質や高フレームレートでプレイできます。
また、ゲーム以外の用途にも応用できます。例えば、動画編集や3Dモデリングなどの重い作業もスムーズにできます。
そのためゲーミングPCは、ゲーム用に長く使っていきたいという人に向いています。
もちろんゲーミングPCは、性能が高い分、値段も高くなります。
一般的には、10万円以上はかかると考えてください。しかし、ゲーミングPCは、自分でパーツを選んで組み立てることもできます。
その場合は、予算や好みに合わせてパソコンを作ることができます。
自分で組み立てることに興味がある人は、チャレンジしてみるといいでしょう。
まとめ
この記事では、普通のパソコンでフォートナイトはできるのか、という疑問に答えてみました。結論としては、以下のようになります。
- フォートナイトを動かすためには、それほど高性能なパソコンは必要ない
- 普通のパソコンであれば、最低動作環境は満たしている可能性が高い
- 動作するかどうか確認するためには、CPUとメモリのスペックを見る
- とりあえずプレイするレベルのPCなら、3万円以内で買える
- ゲーム用に長く使いたいなら、やっぱりゲーミングPCがおすすめ
フォートナイトは、PCでプレイすると、画質や操作性などの面で優れています。
もし、フォートナイトに興味があるなら、ぜひパソコンでプレイしてみてください。
新しく購入する場合は、予算や目的に合わせて、最適なパソコンを選んでくださいね。
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