パソコンを買ったけど、家であまり使わないという人は多いのではないでしょうか。スマホが普及してから、さらにパソコンを使う人が減ったという調査結果もあります。
しかし、パソコンはまだまだ便利なツールであり、みんながどんなことに使っているのか知ると、もっと活用できるかもしれません。
この記事では、パソコンの使い方の傾向やメリット、買い替えのタイミングなどについて紹介します。
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パソコンを買ったけど家であまり使わないという人は多い
パソコンは、インターネットやメール、ワードやエクセルなどのソフトウェアを使って、様々な作業を行うことができます。
しかし、最近では、スマホやタブレットなどのモバイルデバイスが高性能になり、パソコンと同じようなことができるようになりました。
そのため、パソコンを買ったけど、家であまり使わないという人が増えているのです。
実際に、総務省の「平成30年通信利用動向調査」によると、パソコンの普及率は、平成29年度の75.8%から平成30年度には73.4%に減少しました。
一方、スマートフォンの普及率は、平成29年度の79.3%から平成30年度には83.5%に増加しました。つまり、パソコンよりもスマホの方が多くの人が持っているという状況になっているのです。
また、パソコンの利用時間も減っています。同じ調査によると、パソコンの平均利用時間は、平成29年度の1日あたり1時間9分から平成30年度には1時間2分に減少しました。
一方、スマートフォンの平均利用時間は、平成29年度の1日あたり2時間24分から平成30年度には2時間39分に増加しました。
つまり、パソコンよりもスマホの方が普及率が高いだけでなく、多くの時間を使っているということになります。
スマホが普及してから、さらにパソコンを使う人が減った
では、なぜパソコンを使わなくなったのでしょうか。その理由の一つとして、先ほど挙げた通り、スマホが普及してから、さらにパソコンを使う人が減ったということが大きいですね。
スマホは、パソコンと比べて、以下のようなメリットがあります。
- 持ち運びが簡単で、いつでもどこでも使える
- 電源や通信環境を意識する必要がない
- 操作が直感的で簡単
- アプリが豊富で、様々なサービスや機能が利用できる
- カメラや音声入力などの機能が充実している
これらのメリットにより、スマホはパソコンに代わって、日常生活の中で多くのことに使われれるようになりました。
例えば、以下のようなことはすべてスマホでできるようになりましたね。
- Webサイトを閲覧する
- メールやSNSをやりとりする
- ニュースや天気をチェックする
- 地図やナビを使う
- 音楽や動画を聴く・見る
- ゲームをする
- 電子書籍や漫画を読む
- オンラインショッピングをする
- 銀行やクレジットカードの残高や利用履歴を確認する
- 電子マネーやQRコードで支払いをする
- 予約やチケットの購入をする
- 健康や運動の記録をする
- 学習や教育のサポートを受ける
これらのことは、以前はパソコンでしかできなかったことや、パソコンでやっていたことです。
しかし、スマホが普及してからは、パソコンを起動する手間や時間を省いて、スマホで済ませるようになった人が多いのです。
その結果、パソコンを買ったけど、家であまり使わないという人が増えてしまったのですね。
みんなどんなことに使っているのか
では、パソコンを使っている人は、どんなことに使っているのでしょうか。
現在でも、スマホではできないことや、スマホよりもパソコンの方が得意なことがあります。例えば、以下のようなことです。
Webサイトを閲覧する
Webサイトを閲覧するということは、スマホでもできますが、パソコンの方が快適にできる場合があります。
パソコンの方が、画面が大きいので文字も読みやすく、画像や動画も鮮明に見えます。また、慣れていればパソコンの方が、キーボードやマウスを使った入力や操作が速くできます。
また、複数のタブやウィンドウを開いて同時に複数のサイトを見たり、比較したりもできます。
特に、調べ物や勉強など行う場合は、画面が大きくて情報量も多く、目も疲れにくいパソコンの方が向いているかもしれません。
アマゾンや楽天などで買い物をする
アマゾンや楽天などのオンラインショッピングサイトは、スマホでも利用できますが、パソコンの方が便利な場合があります。
例えばパソコンの方が、商品の詳細やレビューを見やすく価格や送料などの条件で絞り込みや比較がしやすいです。
また、カートに入れた商品や注文履歴などをひと目で確認できますし、クレジットカードやポイントなどの支払い方法を選択や変更がしやすいです。
以下のような場合は特に、パソコンの方がオンラインショッピングをするのに向いています。
- 複数の商品やサイトを比較したいとき
- 商品の詳細やレビューをじっくり読みたいとき
- 支払い方法や配送先などを変更したいとき
- クーポンやポイントなどの特典を利用したいとき
動画視聴
動画視聴というと、スマホやタブレットで手軽に見ることができますが、パソコンの方が快適に見ることができる場合もあります。
画面が大きいですし、手で持つ必要もないので疲れません。外部に接続するスピーカーやモニター次第で、音質や画質を高くすることもできます。
再生や停止、早送りや巻き戻し、音量調整などの操作も正確に速くできます。
またパソコンであれば、複数のタブやウィンドウを開いて同時に複数の動画を見たり、リアルタイムでコメントやチャットもしやすいですね。
これらのことは、スマホではできなかったり不便かもしれません。
まとめると、以下のような場合は、パソコンの方が動画視聴をするのに向いています。
- 長時間や大画面で見たいとき
- 高画質や高音質で見たいとき
- 操作や設定を細かくしたいとき
- 複数の動画やサイトを同時に見たいとき
- コメントやチャットを楽しみたいとき
PCゲーム
PCゲームというと、ゲーム機や、スマホやタブレットでも遊ぶことができますが、パソコンを使わないとできないこともたくさんあります。
パソコン専用のゲームはもちろん、PS5、Switch、スマホなど様々な機器でのプレイに対応しているゲームでも、最も良いグラフィックで遊ぶことができるのはパソコンです。
パソコンの性能次第ですが、大きい画面で、ヌルヌル動くきれいなグラフィックを楽しみたいなら、パソコン一度ですね。
また、パソコンであれば、キーボードやマウス、コントローラーなど好きな入力方法で遊ぶことができます。
オンラインゲームやVRゲームなど、高い性能が必要になる種類のゲームが豊富で、多人数で遊んだり、没入感を味わったりできます。
まとめると、以下のような場合は、パソコンの方がPCゲームをするのに向いています。
- 大画面や高画質で遊びたいとき
- 操作速度や反応が重要なFPSなどのゲームを遊びたいとき
- 性能が必要なオンラインゲームやVRゲームを遊びたいとき
- 多人数で協力や対戦を楽しみたいとき
写真などの管理
写真などの管理というと、スマホやタブレットでも簡単にできますが、パソコンの方が便利なこともたくさんあります。
パソコンの方が画面が大きいので、写真や動画が鮮明に見えるのはもちろん、写真の管理、加工や編集の効率も良いですね。
保存できる容量も大きく、写真や動画のバックアップや共有がしやすいです。
例えば、お気に入りの写真を使ってカレンダーや年賀状、アルバムを作ったりする際も、色々な写真をひと目で比較できるパソコンのほうが便利ですね。
ということで以下のような場合は、パソコンの方が写真などの管理をするのに向いています。
- 大量や高画質の写真や動画を扱うとき
- 写真や動画の編集や加工をしたいとき
- 写真や動画のバックアップや共有をしたいとき
資料作成
現在は簡単な資料作成なら、スマホやタブレットでもできてしまいますが、やっぱりパソコンの方が効率的。
大学のレポートや発表資料、仕事で使う資料など、人によって様々ですが、パソコンの方が画面が大いので文字や図表も見やすく、レイアウトを整えるときも操作しやすいです。
キーボードやマウスを使って、入力や操作が速くできますし、ワードやエクセルなどのソフトウェアが使いやすく、機能が充実しています。
パソコンを個人的に使用する中では、資料作成を行う場面はあまりないかもしれません。
家具を買いに行く前に部屋のレイアウトを資料にして参考にしたり、DIYを行うときの設計資料を作ったり、秘伝のレシピをまとめておいたりと、工夫次第で色々な用途に使えます。
紙と違って、何度も修正したり、色を付けたり、大きさを変えて印刷したりできるのがメリットですね。
スマホやタブレットよりもパソコンの方が向いていることも多い
いろいろ紹介してきましたが、以上のようにパソコンは、スマホやタブレットより向いていることも多いです。
パソコンは、画面が大きく、操作が速く、機能が豊富で、快適に使えるツールです。パソコンを使うことで、様々なメリットがあります。
サイトや動画の閲覧など、コンテンツの消費という使い方だと、スマホのほうが手軽で便利かもしれません。
ですが、腰を据えてゲームをしたり、資料作成、写真の編集、イラストを書くなど、クリエイティブな作業にはパソコンは欠かせません。
自分の趣味の中で、パソコンを使える場面がないか考えてみるのも面白いかもしれませんね。
古い・安いパソコンで動作が遅いから使わない、という場合は買い替えも
パソコンを買ったけど、家であまり使わないという人の中には、古かったり安いパソコンを使っていて、動作が遅いから使わない、ということもあるかもしれません。
パソコンは、年々性能が向上していますが、同時に、Webサイトやソフトウェアも高機能になって、高性能なパソコンが必要になっています。
そのため、古かったり安いパソコンでは、動作が重くなったり、対応できなかったりすることがあります。これでは、パソコンを使う気になりませんよね。
そこで、パソコンを買い替えることを検討してみましょう。パソコンを買い替えることで、以下のようなメリットがあります。
- 動作が速くなり、ストレスが減る
- 最新のWebサイトやソフトウェアが使える
- セキュリティや保証が安心できる
- 新しい機能やデザインが楽しめる
パソコンを買い替えることで、快適に使えるようになればもっと活用できるようになりますよね。
また、パソコンを買い替えるときは、中古で購入するのはおすすめしません。
中古のパソコンは、自分で必要な性能(スペック)を判断できて、バッテリーやメモリ、ストレージなどのパーツに不具合があれば自分で交換できる、というレベルが最低限です。
数万円程度で安く購入したい場合は、ネットショッピングで海外メーカーのものを購入しましょう。
サポートや手厚い保証が必要な場合は、家電量販店で購入したり、国内メーカーのPCを購入しましょう。
ちなみに、家電量販店は保証やサポートが充実していますが、店舗の土地代や人件費もパソコン本体の代金に含まれています。
また、国内メーカーのPCは、
- 不要なソフトが初めからたくさんインストールされている
- PCの性能に対して価格が高め
というものもあるので、大きく推奨はしていません。
ネットでの購入でも保証をつける事はできますし、アカウントの設定やデータの移動など、最低限の設定が自分でできるなら手厚いサポートは不要ですね。
性能がいいものを安く買いたいのであれば、ネットショッピングで新品を購入するのがおすすめです。
まとめ
この記事では、パソコンを買ったけど使わない人が多い?というテーマで、パソコンの使い方の傾向やメリット、買い替えのタイミングなどについて紹介しました。
パソコンは、スマホやタブレットとは違った魅力や利点があります。
パソコンを使うことで、情報やコンテンツをより詳細に見たり、作業や学習の効率や質の向上、エンターテイメントや趣味の幅を広げたり、スキルや知識を身につけたりできます。
パソコンを買ったけど、家であまり使わないという人は、ぜひこの記事を参考にして、パソコンをもっと活用してみてください。
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