パソコンを使っているときに、マウスのクリックが反応しにくいという問題に悩まされる人は少なくありません。
マウスの左クリックが反応しないと、パソコンの操作ができなくなったり、作業効率が低下したり、ストレスが溜まってしまいますよね。
そこでこの記事では、マウスの左クリックが反応しないときの主な原因と対処法をご紹介します。
この記事を読めば、’問題を解決できるかもしれません。
(今回紹介する方法で一時的に治っても、また再発してしまう可能性が高いです。買い替える場合は、安心の人気ブランド、ロジクールのマウスがおすすめ↓)
マウスの左クリックが反応しないときの主な原因とは
マウスの左クリックが反応しないときに考えられる主な原因は以下の3つです。
- マウスの設定がおかしくなっている
- ボタンのスイッチが汚れている
- マウスが故障している
それぞれの原因について見ていきましょう。
まず、マウスの設定がおかしい場合。設定がおかしい場合は、マウスの感度やボタン割り当てなどが正しく設定されていない可能性があります。
例えば、マウスの感度が低すぎると、マウスを動かしてもカーソルがそんなに動かなかったり、クリックしたつもりでもズレていたりします。
また、あまりないと思いますが、ボタン割り当てが変更されていると、左クリックしたつもりでも右クリックや中クリックなど別の動作になってしまったりします。
次に、スイッチが汚れている場合。マウス内部のボタン部分にホコリやゴミなどが付着している可能性があります。
これらの汚れがマウスの動作を妨げたり、接触不良を引き起こしたりすることで、マウスのクリックが反応しなくなったりします。
そして、マウスが故障している場合。壊れていて、マウス自体に何らかの不具合や損傷が発生している場合です。
例えば、マウス内部の回路や部品に破損やショートなどが起きていたり、マウスケーブルやUSBポートに断線や接触不良が起きることは珍しくありません。
なんらかの原因で破損していると、マウスの左クリックが反応しなくなることがあります。
マウスの左クリックが反応しないときの症状や影響とは
マウスの左クリックが反応しない原因をいくつか紹介しました。
クリックが反応しないときには、他にどんなことが起こるのか、併発する症状や影響をあげてみます。
- パソコン操作ができなくなる
- パソコンに不要な操作を誤って行う
- パソコンやマウスに損傷を与える
パソコン操作ができなくなるのは言うまでもありませんね。マウスの左クリックは、パソコンで最も頻繁に使われる操作の一つです。
マウスの左クリックが反応しないと、ファイルやフォルダの開閉、アプリケーションの起動、メニューやボタンの選択、テキストや画像のコピー・ペーストなど、ほとんどの操作ができなくなります。
もちろんパソコンをシャットダウンすることもできなくなりますし、勝手にクリックされて不要な操作を誤って行ってしまうことも。
ボタン割り当てが変更されていた場合は、左クリックしたつもりでも右クリックや中クリックなど別の動作になってしまいます。
さらに、マウスが反応しないと、強く押したり何度も押したりすることで無理やり反応させようとしてしまうかもしれません。
接触不良を直そうと、机の上でマウスに衝撃を与えてみる方もいるかもしれません。しかし、これは全くの逆効果。
マウスの左クリックが反応しない原因にもよりますが、さらに悪化させる可能性が高いです。
マウスの表面やボタン部分に傷やへこみがついたり、マウス内部の回路や部品が壊れたり、マウスケーブルが切れたりしてしまうことも。
以上のように、マウスのクリックが反応しないときに関連した問題や、影響は様々ですね。
マウスの左クリックが反応しないときの対処法①:マウスの設定を確認する
マウスの左クリックが反応しないときの最初の対処法は、マウスの設定を確認すること。マウスの設定がおかしい場合は、それを修正することで問題が解決する可能性があります。
まず、マウスの移動速度が遅くてクリックする位置がズレてしまう場合は、以下のような手順で確認しましょう。
- パソコンのコントロールパネルを開く
- 「ハードウェアとサウンド」をクリックする
- 「マウス」をクリックする
- マウスのプロパティ画面が開く
- 「ポインターのオプション」タブを選択する
- ポインター速度を調整する
ボタン割り当てが変更されている場合は、それを元に戻しましょう。こちらは以下のような手順で確認します。
- マウスのプロパティから「ボタン」タブを選択する
- ボタン構成欄で「左手用」か「右手用」かを確認する(通常は「右手用」になっています)
- 「左手用」になっている場合は「右手用」に変更する
これらの設定を確認しても問題が解決しない場合は、別の対処法を試してみましょう。
マウスの左クリックが反応しないときの対処法②:マウスの汚れを落とす
マウスの左クリックが反応しないときのもう一つの対処法は、マウスの汚れを落とすことです。
マウスの表面やボタン部分にほこりやゴミが付着していると、それが原因で反応しなくなることがあります。
特に、ワイヤレスマウスや光学式マウスの場合は、電池やレンズが影響する可能性もあります。
そこで、定期的にマウスの清掃を行うことが大切。
マウスの内部まで掃除をするのは難しいかもしれませんが、見える範囲だけでもホコリやゴミを取り除きましょう。
マウスの底面、移動を検知するレンズの部分を綿棒などで軽く拭うのは簡単ですね。
クリックが反応せず保証も切れているのでどうしようもない、という場合は可能であれば、分解してボタン部分を清掃してみるのも手です。
ホコリが詰まっているなら、エアダスター、ボタンのパーツ内部にサビなどがあって反応しない場合は、接点復活剤を使用することで改善するかもしれません。
接点復活剤は、大きめのホームセンターなら置いていますし、Amazonならいつでも安く購入できます。
エアダスターは↓のようなものなら、風圧も十分でキーボードなどの掃除にも使えるので一石二鳥ですよ!
マウスの左クリックが反応しないときの対処法③:マウスのドライバーを更新する
マウスの左クリックが反応しないときの別の対処法は、マウスのドライバーを更新すること。
ドライバーとは、マウスの操作をパソコンに伝えるためのソフトのことです。
基本的にはマウスをパソコンに接続しただけで使えるようになりますが、マウスのメーカーによっては自社のホームページで最新のドライバーソフトウェアを公開していることも。
マウスのドライバーが古くなったり、何らかの理由で互換性がなくなったりすると、マウスが正常に動作しなくなることがあります。
そこで、マウスのドライバーを最新版に更新することで改善できるかもしれません。
一つの方法としては、以下のような手順で更新します。
- パソコンのデバイスマネージャーを開く
- マウスとその他のポインティングデバイスをクリックする
- 使用しているマウスを右クリックする
- ドライバーソフトウェアの更新をクリックする
- インターネット上で最新のドライバーソフトウェアを検索してインストールする
- インストールが完了したら、パソコンを再起動する
前述の通りメーカーの公式サイトでドライバーが配布されている場合もありますので、一度確認してみてください。
マウスの左クリックが反応しないときの対処法④:マウスを交換する
マウスの左クリックが反応しないときの最後の対処法は、マウスを交換することです。
マウスの内部に故障が発生した場合は、どんな対処法を試しても効果がありません。
特にマウスの使用期間が長かったり、落としたり、水没させたりした場合は、マウスの寿命が来ている可能性が高いです。
そういった場合は残念ながら、新しいマウスに買い替えることが最善の解決策ですね。
まとめ
マウスのボタンが反応しにくいときの原因と対処法についてご紹介しました。
設定や掃除で治る場合もありますが、ハードウェアに問題がある場合は再発してしまうと思います。
ストレスなく使いたい場合は、新しいものを購入してしまうのがおすすめです。
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