
メモリ64GBの使い道は?ゲーム・動画編集・仮想環境での活用方法を解説
メモリ64GBは、ゲームだけを遊ぶためというより、ゲーム・配信・録画・ブラウザーなどを同時に動かす人や、動画編集、仮想環境を使う人に向いた容量です。複数の重い作業を並行してもメモリの余裕を確保しやすい一方、ネット閲覧や事務作業が中心なら、64GBへ増やしても使い切れないことがあります。
この記事では、メモリ64GBの使い道をゲーム、動画編集、仮想環境・開発に分けて解説します。32GBや128GBとの違い、購入・増設前に確認したい点も整理するので、自分の作業に必要な容量を判断する参考にしてください。
メモリ64GBの使い道を先に結論
メモリ64GBが活きやすいのは、次のように複数の処理を同時に行う場面です。
- ゲームをしながら配信、録画、ボイスチャット、ブラウザーを使う
- 高解像度の動画素材や複数トラックを扱いながら編集ソフト以外のアプリも開く
- ホストOS上で複数の仮想マシン、コンテナ、開発ツールを並行して動かす
- 大きな写真ライブラリ、3D制作、データ処理などで複数の素材を同時に扱う
反対に、ゲームを単体で遊ぶ、ブラウザーや文書作成が中心といった使い方では、32GBを基準に考えても不足しにくいケースがあります。64GBは容量が大きいほど必ずPCが速くなるというものではなく、普段の作業でメモリが足りなくなるかどうかで必要性が決まります。
ゲームでの使い道
ゲーム用途では、64GBのメリットはゲーム本体だけでなく、ゲームと同時に動かすソフトの数が多いときに出やすくなります。配信ソフト、録画ソフト、ボイスチャット、ブラウザー、周辺機器の管理ソフトなどを同時に起動すると、ゲーム以外にもメモリが使われます。
配信・録画とゲームを同時に行う
ゲーム画面を配信しながらコメントを確認したり、録画データを保存したりする場合は、ゲーム単体よりも同時に動く処理が増えます。さらにブラウザーで攻略情報や配信管理画面を開くなら、メモリに余裕があることでアプリを閉じたり切り替えたりする手間を減らしやすくなります。
ただし、ゲームのフレームレートや画質はメモリ容量だけで決まりません。GPUの性能とVRAM、CPU、ストレージ、ゲーム側の設定も関係します。メモリを64GBにしただけで、GPUやCPUが原因の処理落ちまで解消できるわけではありません。
大型タイトルやMODを多く使う
オープンワールドのゲームや、テクスチャ・機能を追加するMODを多く使う環境では、ゲーム本体以外に読み込むデータが増える場合があります。タイトルやMODの構成によって必要量は変わるため、64GBを必須と決めつけるのではなく、実際に遊ぶタイトルを起動した状態でメモリ使用量を確認するのが確実です。
動画編集での使い道
動画編集では、素材の解像度、タイムラインの複雑さ、同時に開くアプリによって必要なメモリ量が変わります。高解像度の素材や複数の映像・音声トラックを扱い、編集ソフトとブラウザー、画像編集ソフトなどを併用するなら、64GBの余裕が作業を進めやすくすることがあります。
高解像度素材や複数トラックを扱う
編集ソフトは、プレビュー、タイムライン、エフェクト、素材の読み込みなどでメモリを使用します。複数のトラックや高解像度の素材を扱いながら別のアプリも使う場合、メモリ容量が大きいほど同時作業の余地を確保しやすくなります。
一方、書き出し時間が長い原因がCPUやGPU、ストレージの速度にあるなら、メモリ容量を増やすだけでは大幅に短縮できません。64GBへ増設する前に、編集ソフトの推奨環境と自分の作業中の使用量を確認し、どの部品が負荷の上限になっているかを切り分けましょう。
編集ソフトと他のアプリを併用する
動画編集では、素材を探すブラウザー、台本や資料を表示するアプリ、音声や画像を加工するツールなどを同時に開くことがあります。アプリを毎回終了せずに作業を切り替えたい人にとって、64GBは容量面の余裕を作りやすい選択肢です。
仮想環境・開発での使い道
仮想環境では、ホストOSのメモリを仮想マシンやコンテナへ分けて使います。64GBあれば、ホストOSでブラウザーやエディターを動かしながら、開発用の仮想マシンやテスト環境を並行して起動しやすくなります。
複数の仮想マシンを動かす
OSごとに仮想マシンを用意して検証する場合、起動する台数が増えるほどホスト側のメモリに余裕が必要です。開発用サーバー、データベース、ブラウザーなどを仮想環境内で動かすなら、1台だけの軽い検証より多くの容量を使います。
仮想マシンへ割り当てる容量は、搭載メモリの全量に設定しないでください。ホストOS、仮想化ソフト、ファイルキャッシュなどが使う分を残したうえで、必要な環境へ配分することが大切です。複数台を常時起動するなら、各環境の割り当てを合計してから64GBで足りるか考えます。
コンテナや開発ツールを併用する
コンテナ、ローカルデータベース、ビルドツール、IDE、ブラウザーを同時に使う開発では、作業を中断せずに環境を維持できます。特に複数のプロジェクトを切り替えながら作業する人は、必要な環境を閉じずに残せることが64GBの使い道になります。
ゲーム以外にもあるメモリ64GBの使い道
64GBは、ゲームや動画編集、仮想環境以外でも「複数の重い処理を同時に使う」用途で活用できます。
- 大量の写真や素材を管理しながら画像編集を行う
- 3D制作ソフト、テクスチャ編集、ブラウザーを同時に使う
- 大規模な表計算やデータ処理を行い、資料やブラウザーも併用する
- ローカルの開発環境を複数起動してプロジェクトを切り替える
用途が重いかどうかだけでなく、「何を同時に起動するか」が判断のポイントです。1つのアプリだけを使う人より、複数のアプリを終了せずに切り替える人のほうが64GBの余裕を活かしやすくなります。
32GB・64GB・128GBの選び分け
| 容量 | 向いている使い方 | 考え方 |
|---|---|---|
| 32GB | 一般的なゲーム、日常作業、軽い制作 | まず検討しやすい標準的な容量。重い作業を同時に行うなら使用量を確認する。 |
| 64GB | ゲームと配信・録画、動画編集、複数の仮想環境 | 同時作業の余裕を重視する人向け。容量不足による切り替えや終了を減らしやすい。 |
| 128GB以上 | 大規模な制作、専門的なデータ処理、多数の仮想環境 | 用途が明確な人向け。対応するマザーボードやOSの上限も確認する。 |
迷ったときは、現在のPCで目的の作業を一通り行い、メモリ使用量を確認します。使用量が常に低いなら大容量化の優先度は下がります。複数の作業を行うと使用量が上限に近づく、アプリの切り替えで待ち時間が増える、ストレージへのスワップが発生する、といった状況なら64GBを検討する根拠になります。
メモリ64GBを購入・増設する前の確認点
CPUとマザーボードの対応を確認する
メモリは容量だけでなく、DDR世代、対応速度、モジュールの構成、最大容量を確認する必要があります。マザーボードの仕様表とCPUの仕様を照らし合わせ、使える規格と容量を先に確認してください。ノートPCや一部の小型PCはメモリを交換できない場合もあります。
2枚組と4枚組の違いを確認する
64GBにする方法には、32GBモジュールを2枚使う構成や、16GBモジュールを4枚使う構成などがあります。どちらが適切かはマザーボードのスロット数や対応表、現在のメモリ構成によって変わります。同じ容量でも、増設用メモリを混在させると対応速度や安定性に影響する場合があるため、仕様表とメモリの組み合わせを確認しましょう。
実際の使用量を確認する
Windowsではタスクマネージャーなどで、作業中のメモリ使用量やアプリごとの消費量を確認できます。ゲーム、編集ソフト、仮想環境を同時に起動した状態で確認し、普段の上限にどれくらい余裕があるかを見てください。作業内容によって使用量が大きく変わるため、軽い状態だけで判断しないことが大切です。
まとめ:64GBは同時作業の多い人に向く容量
メモリ64GBの主な使い道は、ゲームと配信・録画の併用、動画編集、複数の仮想マシンや開発環境の同時利用です。単体のゲームや日常作業だけなら、64GBが必ず必要になるとは限りません。
選ぶときは、容量の大きさだけでなく、同時に起動するアプリ、素材の解像度、仮想環境の数、現在の使用量を確認しましょう。CPU・マザーボード・OSの対応上限とメモリの構成も確認したうえで、32GBで足りるのか、64GBの余裕が必要なのか、128GB以上が必要なのかを決めると無駄がありません。


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