PCケースを選ぶときに気になるのが5インチベイの有無、という方も少なくありません。
5インチベイとは、光学ドライブやファンコントローラーなどのパーツを取り付けることができるスペースのことですね。
最近では5インチベイが搭載されていないPCケースが主流になってきていますが、それはどうしてなのでしょうか。
また、5インチベイがあるPCケースとないPCケースではどちらが良いのでしょうか。
この記事では、5インチベイのメリットとデメリットを徹底比較して、あなたに合ったPCケースの選び方をお伝えします!
(私もサブ機で使用している以下のPCケースは、5インチベイ付きのライトゲーミングPCにはうってつけです!)
5インチベイとは何か?その役割と用途を解説します
5インチベイとは、PCケースの前面にある、幅約15cm、高さ約4cmのスペースのこと。
このスペースには、光学ドライブやファンコントローラー、カードリーダー、水冷システムなどのパーツを取り付けることができます。
これらのパーツは、PCの性能や機能性を向上させたり、操作性や拡張性を高めたりする役割を果たします。
5インチベイがあるPCケースのメリットとデメリット!DVDドライブやファンコントローラーなどの拡張性も
5インチベイがあるPCケースの最大のメリットは、拡張性ですね。
5インチベイには様々なパーツを取り付けることができますが、その中でもよく設置されるパーツがDVDドライブやファンコントローラー。
DVDドライブは、CDやDVDを読み書きすることができるパーツです。
最近では、オンラインでゲームや動画をダウンロードしたり、ストリーミングしたりすることが多くなっていますが、それでもまだまだCDやDVDを使う機会はあります。
例えば、古いゲームや映画を再生したり、バックアップやデータ移行をしたりする場合。
また、ブルーレイディスクを読み書きできるものもあります。
ブルーレイディスクは大容量で高画質な動画を保存できることもあり、まだまだ現役ですね。
ファンコントローラーは、ファンのオンオフや回転数を調整することができるパーツです。
PC内部は高温になりやすく、それが性能低下や故障の原因にもなります。
ファンコントローラーを使えば、温度センサーやボタンなどでファンの速度をコントロールできます。
ファンコントローラーで調整することにより、PCの冷却性能を最適化したり、必要のない騒音を抑えたりすることもできます。
5インチベイがあるPCケースのデメリットは、サイズや重量、冷却性能などです。
5インチベイがあるということは、それだけPCケースの前面にスペースを取られるということ。
その結果、PCケース全体のサイズや重量が大きくなります。これは、設置場所や移動の際にも不便かもしれません。
また、5インチベイにパーツを取り付けると、PC内部の空気の流れが悪くなります。
空気の流れ(エアフロー)が悪くなると、PCの冷却性能に悪影響を与える可能性があります。
5インチベイがないPCケースのメリットとデメリット!デザインや省スペース、静音性などの魅力も
5インチベイがないPCケースのメリットは、デザインの良さや省スペース、静音性などです。
5インチベイがないということは、それだけでPCケース全体のサイズを小さくすることができますね。
また、PCケースのデザインにも自由度が高まります。
5インチベイがないPCケースのデメリットは、そのままですが、拡張性ですね。
5インチベイがないということは、光学ドライブやファンコントローラーなどのパーツを取り付けることができないということです。
例えば、CDやDVDを使いたい場合は、外付けの光学ドライブを別途購入する必要があります。
また、ファンの回転数を調整したい場合は、マザーボードやソフトウェアの設定で行う必要があります。
これらは、追加でコストや手間がかかることもあります。
おすすめ5インチベイ搭載PCケース
それでは、いくつかおすすめのPCケースを紹介していきたいと思います。
とにかく価格を重視したものや、拡張性の高いものなど、様々なケースがありますよ!
ZALMAN / T8
最初に紹介するのは、老舗のPCケースメーカー、ZALMANのT8です。冒頭でもご紹介しましたね。
ZALMANは、1999年に韓国で創業したメーカーで、低価格でコスパの良い製品が人気。
2014年に親会社が経営破綻して、一時はどうなることかと思いましたが、無事に販売を続けています。
T8は、とにかく価格が安いのがポイント。透明なサイドパネルなどもなく、排熱効率もそこまでよくはないですが、消費電力のあまり高くないミドルスペックのゲーミングPCなら、T8でも十分。
ケースが安い分、他のパーツにお金をかけることもできますね。
Thermaltake / Versa H26
次に紹介するのは、こちらも人気のケース、サーマルテイクのVersa H26です。
こちらは、5インチベイが2つあるので、拡張性が高いのがポイント。
サイズが大きいので、パーツの取り付けなども行いやすく、初心者にも扱いやすいケース。
メッシュで通気性が良いので、あまりエアフローを気にしなくて良いのも嬉しいですね。
LEDファンも2つ付属していてお得感があります。
存在感のあるケースをお探しの方にはピッタリ!?
Silverstone / SST-GD09B
3つ目に紹介するのは、一風変わった見た目をしているケース。
SilverstoneのGrandiaシリーズから、横型ATXケースのSST-GD09Bです。
オーディオ機器のようなデザインをしており、そのままオーディオ機器用のラックに収まるというのが人気の理由です。
ATXサイズのマザーボードも入るので、拡張性もバッチリ。
デザインにこだわりたい方も納得のケースです。
まとめ
以上のように、5インチベイがあるPCケースとないPCケースでは、メリットとデメリットがそれぞれあります。
どちらがおすすめかは、あなたの用途や好みによって変わります。
5インチベイがあるPCケースは、拡張性や機能性を重視する方におすすめ。
5インチベイがないPCケースは、デザインや省スペース、静音性を重視する方におすすめです。
自分のニーズに合ったPCケースを選んで、快適なPCライフを楽しみましょう!
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